エンティティとは?
エンティティとは、データベースやオブジェクト指向プログラミングにおいて、実体を表現するための用語です。単に「オブジェクト」と呼ばれることもありますが、エンティティの場合は、データベースなどで扱う際に特定の属性や関係性を持った実体として定義されることが多いです。
データベースでは、エンティティをテーブルとして表現し、各エンティティが持つ属性をカラムとして指定します。例えば、顧客情報を管理するデータベースにおいて、エンティティとして「顧客」というものを定義すると、そのエンティティは名前や住所などの属性を持ち、各々の顧客に対して一意なIDが割り振られます。
オブジェクト指向プログラミングでは、エンティティをクラスとして定義します。クラスには、エンティティが持つ属性や振る舞い(メソッド)が定義され、実際のオブジェクトとして使用される際には、そのクラスをインスタンス化してオブジェクトを生成します。例えば、顧客情報を扱うシステムにおいて、エンティティとして「顧客」というクラスを定義すると、そのクラスは名前や住所などの属性を持ち、各々の顧客に対して一意な識別子が生成されます。
エンティティの特徴
エンティティは、データベースやオブジェクト指向プログラミングにおいて、実際の世界に存在する実体を表現するために使われることが多く、そのために以下のような特徴を持ちます。
・属性を持つ
エンティティは、それぞれが固有の属性を持ちます。顧客エンティティであれば、名前、住所、電話番号などがそれにあたります。この属性には、エンティティを特定するための情報も含まれます。
・識別子を持つ
エンティティには、それぞれに固有の識別子が割り振られます。この識別子によって、データベースやプログラミング上でエンティティを特定したり、関連付けたりすることができます。
・関係性を持つ
エンティティは、他のエンティティと関連づけることができます。例えば、顧客エンティティには注文エンティティと関連付けておくことができます。このような関係性を定義することで、データベースやプログラム上で複雑な処理を実現することができます。
まとめ
エンティティとは、データベースやオブジェクト指向プログラミングにおいて、実体を表現するための用語です。エンティティは、それぞれが固有の属性を持ち、識別子も割り振られています。また、他のエンティティと関連付けることができるため、より複雑なシステムを実現することができます。