ACCDEファイルとは?Accessのコンパイル済みデータベースファイル
Accessは、Microsoft Officeスイートに含まれるデータベース管理システムです。Accessを使って作成されたデータベースは、.accdbという拡張子のファイルで保存されます。しかし、この.accdbファイルは、容易に変更することができ、不正アクセスに遭うリスクがあるため、アクセスにはACCDEファイルというファイル形式があります。
ACCDEファイルは、Accessで作成されたデータベースをコンパイルしたファイルです。つまり、ACCDEファイルには、元のデータベースファイル(.accdb)にはない、コンパイル済みのオブジェクトが含まれています。これにより、ACCDEファイルは.accdbよりも安全で、悪意のあるアクセスからデータを保護することができます。
また、ACCDEファイルには、実行時に編集できないように制限を加えることができます。これにより、データベースを誤って編集してしまうリスクを低減することができます。ただし、ACCDEファイルを作成する前に、元の.accdbファイルは必ずバックアップを取得しておくことをおすすめします。
ACCDEファイルの作成方法
ACCDEファイルを作成するには、Accessで作成した.accdbファイルを開き、「ファイル」→「保存とパブリッシュ」→「アプリケーションパッケージの作成」の順にクリックします。そして、保存するファイル形式を「アクセスデータベース(コンパイル済み)」に設定して、必要なオプションを選択するだけです。
ACCDEファイルが作成されたら、元の.accdbファイルと同様に使用できます。ただし、ACCDEファイルは実行時に編集できないため、必要な変更は元の.accdbファイルで行う必要があります。
まとめ
ACCDEファイルは、Accessで作成したデータベースをコンパイルしたファイルであり、元の.accdbファイルよりも安全でデータベースを保護することができます。また、ACCDEファイルには実行時に編集できないようにする制限を加えることができるため、データベースを誤って編集することがなくなります。ACCDEファイルを作成するには、Accessで作成した.accdbファイルを開き、必要なオプションを選択して保存するだけです。