AIRとは？
AIR（Adobe Integrated Runtime）は、Adobe Systemsが開発したリッチインターネットアプリケーション（RIA）開発のためのプラットフォームです。AIRを使用することで、Web技術のHTML、CSS、JavaScriptなどで構築したアプリケーションを、デスクトップアプリケーションとして簡単に配布・実行できます。
AIRは、Windows、MacOS、iOS、Androidといった多くのプラットフォームで動作するため、アプリケーションのクロスプラットフォーム化が容易になりました。また、AIRを使用することで、デスクトップアプリケーションのような高度なグラフィックス処理やオフラインでの動作など、Webアプリケーションでは実現が難しかった機能を実現することができます。
AIRの特徴
以下は、AIRの主な特徴です。
– Web技術を使用したRIAsの開発・実行が容易になる。
– 豊富なライブラリがあるため、開発の効率化が図れる。
– マルチプラットフォームで動作する。
– 高度なグラフィックス処理が可能で、UIの表現力が豊富。
– オフラインでの動作が可能。
– Adobe Flashとの連携が容易。
AIRの利用例
以下は、AIRが利用される代表的な例です。
– Twitterクライアント
– ニコニコ動画のデスクトップアプリ
– デスクトップ版Evernote
– AdobeのCreative SuiteやPhotoShopなど
まとめ
AIRは、Web技術とデスクトップアプリケーションの橋渡しとして、リッチなWebアプリケーションの実現を可能にしたプラットフォームです。AIRを使用することで、クロスプラットフォームでの開発や、高度なグラフィックス表現、オフラインでの動作などが容易になります。また、既存のWeb技術を活用することで、開発効率を向上することができます。