DSDとは？
DSD（Direct Stream Digital）は、音声信号をディジタル化する際に使用されるフォーマットの一つです。この方式は、高解像度での音質を実現することができ、マスタリング用途で多く利用されています。
DSDの概要
DSDは、音声信号をディジタル化する際に、1ビット量子化方式を採用しています。1ビット量子化は、量子化ビット数が1ビット（2進数の0か1）となる方式で、非常にシンプルな方法です。
それでは、なぜDSDは高解像度の音質を実現できるのでしょうか？その理由は、DSDが非常に高いサンプリング周波数を使用しているためです。通常のCD音源では、サンプリング周波数が44.1kHzであるのに対して、DSDは最低でも64倍以上の周波数でサンプリングすることができます。
つまり、DSDでは非常に高い周波数で音声信号をサンプリングするため、音の情報量が非常に多くなり、高解像度の音質を実現できるのです。
DSDの利用方法
DSDは、主にマスタリング用途で使用されています。一般的に、DSDによるマスタリングを行うことで、高音質の音源を作成することができます。
また、DSDの音源は、SACDやDSD配信サービスなどで利用することができます。特に、SACDは、CDよりも高い音質で音楽を楽しむことができるため、音楽ファンから高い支持を得ています。
まとめ
DSDは、高いサンプリング周波数を使用しているため、高解像度の音質を実現することができます。特に、マスタリング用途や高音質再生が求められる場面で利用されています。