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ASPとApplication Service Provider:アプリケーションサービスとは?
ASPとは、“Application Service Provider” の略称であり、コンピューターシステムやアプリケーションを、オンライン上で提供するサービスのことを指します。これにより、ユーザーは自前でシステムやアプリケーションを保有することなく、安価に利用することができます。ASPはビジネスにおいて、インフラストラクチャーを提供するITサービス業界で、ますます重要性を増しています。この記事では、ASPサービスの利点、ASPとSaaSの違い、ASPのセキュリティー上の注意点を解説します。
ASPサービスの利点
ASPサービスには、以下のような利点があります。
1. コスト削減
ASPサービスを利用することにより、導入時のハードウェア・ソフトウェアの購入やメンテナンスなどにかかる初期費用を削減することができます。また、ASPサービスは、利用者のニーズに合わせた柔軟な契約提供が可能であり、必要なサービスを適度な価格で受けることができます。
2. 融通性
ASPサービスを利用することにより、利用者はオンライン上でアプリケーションを操作することができ、場所を問わずに利用することができるため、フレキシブルな作業スタイルを実現できます。
3. セキュリティー
ASPサービスを提供するベンダーは、一定レベルのセキュリティーを維持するために、常にセキュリティー対策を行っています。そのため、利用者が管理する場合よりも、より高いセキュリティー性を保証されます。
ASPとSaaSの違い
ASPとSaaSは、非常に似た意味を持っていますが、異なる点もあります。
ASPは、アプリケーションをオンライン上で提供するサービス全般を指し、逆にSaaSはソフトウェア自体を提供するものを指します。ASPは、企業や個人によってアプリケーションを使用することができますが、SaaSは、一般的にはユーザー数が多い企業に向けて提供されます。
ASPサービスのセキュリティーに注意すること
ASPサービスを利用する際には、セキュリティーに関する注意が必要です。以下に、ASPサービスを利用する際に気をつけるべきポイントをまとめました。
1. セキュリティーポリシーの確認
ASPサービスを利用する場合、データの保持やバックアップ、セキュリティーに関するポリシーの確認が必要不可欠です。利用前に、必ずASPサービス提供元のセキュリティーポリシーを確認しましょう。
2. フィッシング詐欺対策の実施
ASPサービスを提供するベンダーは、フィッシング詐欺などの不正アクセスに対して、セキュリティー対策を実施しています。しかし、万が一にも被害に遭った場合は、ASPサービス提供元にすぐに報告することが大切です。
3. パスワード管理の強化
ASPサービスを利用する場合、パスワードの管理は非常に重要です。パスワードは、不正アクセスを防止するための最も重要なセキュリティーです。パスワードは、複雑な文字列を使用し、定期的に変更することで、セキュリティーを強化することができます。
以上が、ASPとApplication Service Provider:アプリケーションサービスについての解説となります。ASPサービスの利点、ASPとSaaSの違い、ASPサービスのセキュリティーに注意する点を理解することで、より安心してASPサービスを利用することができるでしょう。