ATAとは?AT Attachmentのハードディスク接続規格の歴史と仕様
ATAとは、Advanced Technology Attachmentの略で、PCにおいて一般的なハードディスクドライブの接続規格の1つです。元々はATバスというバス規格に基づいて開発されたもので、現在ではSATAに代わるインターフェースとして主流となっています。
ATAの最初の規格は、1981年にIBMが発表したPC/XT用のハードディスク接続規格であるST-506です。その後、1984年にはWestern DigitalがATバスを拡張し、ATA-1として発表しました。以後、ATA-2、ATA-3、ATA/66、ATA/100、ATA/133など、さまざまな規格が発表されてきました。現在では、SATAが登場したことにより、ATA規格は次第に廃れていっていますが、一部のPCやサーバーでまだ使用されている場合があります。
ATAの仕様
ATAは、ハードディスクドライブがマザーボードに接続される方法の一つであり、ATA-1以降、40ピンのフラットケーブルで接続されるようになりました。ATA-1では転送速度は2MB/sでしたが、後続の規格ではそれを上回る速度が実現されました。また、ATA-1では接続可能なデバイスは1台でしたが、ATA-2以降は2台以上のデバイスの接続が可能になりました。
ATA規格は、ハードディスクドライブにおいてデータの読み書きを行うためのインターフェースであり、一般的なPCにおいて使用される主要なインターフェースです。また、ATA規格は、CD/DVDドライブやフロッピーディスクドライブにも使用されています。
まとめ
ATAは、PCにおいて使用される主要なハードディスクドライブの接続規格の一つであり、1981年にIBMが開発したST-506を起源とする。その後、Western Digitalによって拡張され、新しい規格が発表されるなどの歴史を経て、現在では廃れているものの、一部のPCやサーバーでまだ使用されている場合がある。