BSDとは?Berkeley Software DistributionのオープンソースOS
BSDとは、Berkeley Software Distributionの略称で、カリフォルニア大学バークレー校で開発されたオープンソースのUNIX系オペレーティングシステム(OS)です。BSDは、UNIXオペレーティングシステムの一種であり、TCP/IPプロトコルを初めて実装したシステムでもあります。
初期のBSDは、1977年にカリフォルニア大学バークレー校で開発が始まり、UNIXのバージョン6から派生しました。BSDの初期バージョンには、TCP/IPプロトコルの初期バージョン、Cコンパイラ、そしてCシェル(Csh)が含まれていました。
BSDは、コンピュータサイエンス分野での研究において幅広く使用され、多数の機能が加えられ、商業的なUNIXの基盤となりました。現在、BSDは、主にセキュリティ強化や高いパフォーマンス分野で使用されています。
BSDライセンス
BSDは、オープンソースのオペレーティングシステムであり、BSDライセンスに基づいてライセンスされています。BSDライセンスは、非常に簡潔で、商用利用や再配布が可能であることを特徴としています。つまり、BSDに基づいたアプリケーションや製品を販売しても、BSDライセンスに従う限り、特にライセンス費用の支払いが必要ないということです。
BSDの派生版
BSDは、多数の派生版を持っています。代表的な派生版には、FreeBSD、NetBSD、OpenBSD、DragonFly BSDなどがあります。それぞれの派生版には、独自の特徴や改善点がありますが、共通して高いセキュリティとパフォーマンスが特徴です。
まとめ
BSDは、カリフォルニア大学バークレー校で開発されたオープンソースのUNIX系オペレーティングシステム(OS)です。BSDは、TCP/IPプロトコルを初めて実装したシステムでもあり、多数の派生版が存在し、セキュリティとパフォーマンスが高いことが特徴です。BSDライセンスに基づくため商用利用や再配布に制限がありません。