CSFB (回線交換フォールバック)とは?
CSFBとは、回線交換フォールバックの略称で、基地局設備がLTE方式から、2Gや3Gの回線交換方式に切り替わる際の技術です。LTE方式が登場する前に使われていた、通話やSMSに必要な回線交換方式を利用することで、通信が可能になります。一般的にはVoLTEが主流になっていますが、回線交換方式への切り替えは、まだまだ利用されることがあるため、その仕組みを知っておく必要があります。
LTEから回線交換方式への切り替え
LTE方式で通信を行っている場合、基本的には通話やSMSもデータ通信と同様に、パケット通信で行われます。しかし、LTE方式はパケット交換方式であり、通話やSMSに必要な回線交換方式には対応していないため、通話やSMSを行う際は、回線交換方式に切り替える必要があります。
この切り替えを行うために使われるのが、CSFBです。CSFBでは、LTE方式から回線交換方式に切り替えるための設備が用意されており、通話やSMSの受信時に、自動的に回線交換方式に切り替わります。また、通話やSMSが終了したら、再度LTE方式に切り替わります。
ただし、回線交換方式は、パケット通信に比べて通信速度が遅く、データのやり取りにも制限があるため、通話やSMS以外の用途で使うことは推奨されていません。
まとめ
CSFBは、LTEから回線交換方式に切り替える際に利用される技術であり、通話やSMSを行う際に使われます。通話やSMS以外の用途には適していないため、VoLTEを利用することで、より高速かつ快適な通信を行うことができます。