CTIとは?電話システムを連携させる技術について
CTI (Computer Telephony Integration)とは、電話システムをコンピューターシステムと統合する技術のことです。コンピューターシステムと電話システムの連携により、企業におけるコミュニケーションの効率を高めることができます。
CTI技術を利用することで、電話番号の自動認識や発信、着信履歴の取得、音声認識、音声合成、自動音声案内、通話録音、転送などが可能になります。これにより、お客様からの問い合わせの効率的な対応や、テレマーケティング業務の効率化などが可能になります。
CTIの種類
CTIには、TAPI (Telephony Application Programming Interface)とJTAPI (Java Telephony Application Programming Interface)の2種類があります。
TAPIは、Windowsオペレーティングシステム上で動作するアプリケーションソフトウェアと電話システムを接続するためのAPIです。JTAPIは、Javaプログラミング言語を使用して電話システムを制御するためのAPIです。
CTIの利点
CTIを利用することで、以下のような利点があります。
– お客様からの問い合わせに対する迅速な対応が可能になる
– 音声自動応答システムの活用による顧客サービスの向上が可能になる
– 音声認識技術により、人間の手動処理が不要になる
– 録音機能により、問題の切り分けやトレーニングに役立つエビデンスが残る
– テレマーケティング業務の効率化が可能になる
まとめ
CTI技術は、企業におけるコミュニケーションの効率化や業務効率の向上に大きく貢献する技術です。TAPIやJTAPIなどのAPIを利用することで、電話システムとコンピューターシステムの連携を実現し、業務プロセスの改善につなげることができます。