DCIMとは?
DCIMとは、データセンターインフラストラクチャ管理(Data Center Infrastructure Management)の略称で、データセンター内での機器や設備、電力や温度、湿度などの情報を管理するためのソフトウェアやツールのことを指します。DCIMを活用することで、データセンターの運用管理を効率化し、省エネや障害発生時の対応などを含めたデータセンターの最適化につながります。
DCIMの概要
DCIMは、データセンター内での情報を収集・分析し、可視化することができるツールです。そのため、データセンター運用管理においては欠かせない存在となっています。DCIMにより、データセンターの電力消費量や温度、湿度などの情報をリアルタイムで把握することができ、運用管理者はこれらの情報をもとに、効率的な運用管理を行うことができます。
また、DCIMには設備管理、運用管理、資産管理、容量管理などの機能があり、多岐にわたるデータセンターの管理に対応することができます。
DCIMのツール
DCIMの代表的なツールには以下のものがあります。
1. Nlyte DCIM
Nlyte DCIMは、データセンターでの運用管理を効率化するためのソリューションです。設備管理、運用管理、容量管理などの機能を備え、データセンター全体を可視化することができます。
2. Device42
Device42は、データセンター内のIT資産を自動的に検出・追跡し、容量管理や変更管理などを行うためのソフトウェアです。クラウド環境にも対応しています。
3. Sunbird DCIM
Sunbird DCIMは、データセンター内の設備や運用状況をリアルタイムでモニタリングすることができます。容量管理、電力消費量の分析などの機能を備え、データセンターの最適な運用を行うための支援を行います。
まとめ
DCIMは、データセンター内の機器や設備、電力や温度、湿度などの情報を管理するためのソフトウェアやツールのことです。DCIMを活用することで、データセンターの運用管理を効率化し、省エネや障害発生時の対応などを含めたデータセンターの最適化につながります。代表的なツールとして、Nlyte DCIM、Device42、Sunbird DCIMがあります。