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OUTER JOIN句 外部結合とは?データベース処理の基本概念をわかりやすく解説
OUTER JOIN句、つまり外部結合は、データベース処理における基本的な概念の一つです。データベースを扱う上で、表同士を結合することは必須のスキルですが、その中でも「OUTER JOIN句」は、表の結合ができない場合でもデータを取得できる非常に有用な機能です。
OUTER JOIN句とは?
OUTER JOIN句は、「内部結合」とは異なり、結合条件に一致しないレコードも結合させることができます。つまり、一方のテーブルには存在しているがもう一方のテーブルには存在しないデータも取得することができるのです。
例えば、顧客と注文のテーブルがあるとします。顧客テーブルには登録していないが、注文テーブルには注文が存在する場合、内部結合ではその情報を取得することができません。しかし、OUTER JOIN句を使えば、注文情報だけでも取得することが可能です。
LEFT OUTER JOIN句とRIGHT OUTER JOIN句の違い
OUTER JOIN句には、LEFT OUTER JOIN句とRIGHT OUTER JOIN句の2つの種類があります。それぞれの違いを見ていきましょう。
LEFT OUTER JOIN句は、左側のテーブル(例えば、顧客テーブル)のレコードが全て取得され、結合条件に合致する右側のテーブル(注文テーブル)のデータも取得されます。一方、結合条件に合致しなかった場合は、NULL値が取得されます。
RIGHT OUTER JOIN句は、LEFT OUTER JOIN句とは逆に、右側のテーブル(注文テーブル)のレコードが全て取得され、結合条件に合致する左側のテーブル(顧客テーブル)のデータも取得されます。
まとめ
データベースの基本概念であるOUTER JOIN句について、その機能や種類、使い方について解説しました。データベース処理について理解を深め、複雑な結合処理も自由自在にこなせるようになりましょう。