シリアル通信とは?
シリアル通信とは、ビット単位でデータを送受信する通信方式です。1つの線でデータを送受信するため、パラレル通信(複数の線で同時にデータを送受信する方式)に比べ、信号線の本数を減らすことができ、回路が簡単であるためよく利用されています。
データ転送の基礎
データ転送の基礎として、ビットレートやボーレートなどの概念があります。ビットレートとは、1秒間に送信されるビット数のことで、ボーレートとは、シリアル通信において、1秒間に送信されるシンボル(ビット列に対応する記号)の数のことです。ボーレートは、ビットレートにパリティビットやストップビットなどの制御ビットを加えた総ビット数で割ることで求められます。
シリアル通信の応用
シリアル通信は、コンピューターなどのデジタル機器だけでなく、ロボットやセンサーなどの制御にも利用されています。また、RS-232CやRS-485などの規格があり、異なる機器間でも互換性を持たせることができます。さらに、モジュラーケーブルやUSBケーブルなど、様々な形状のケーブルが用意されており、目的に応じて適切なケーブルを選択することが重要です。
まとめ
シリアル通信は、ビット単位でデータを送受信する通信方式で、ビットレートやボーレートなどの概念があります。データ転送には、適切なケーブルの選択が重要であり、RS-232CやRS-485などの規格があります。コンピューターのみならず、制御に利用するロボットやセンサーなどでも利用されており、幅広い応用分野が存在します。