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5.25インチと5インチフロッピーディスクとは?レトロ技術の基本概念と使い方を解説
はじめに
5.25インチと5インチフロッピーディスクは、パソコン黎明期に広く使われていた記憶媒体です。現代のストレージ技術が登場する前、当時のパソコンのハードディスク容量は極めて小さく、データを保存することができなかったため、フロッピーディスクが普及しました。本記事では、フロッピーディスクの基本的な概念や、使い方について解説していきます。
5.25インチフロッピーディスクとは?
5.25インチフロッピーディスクは、1976年に登場したフロッピーディスクの一種です。サイズは、縦約13cm、横約13.5cmで、厚さは1.2cm程度です。記録面は両面あり、1面につき80トラック、1トラックにつき15セクター、1セクターにつき512バイトのデータを記録することができます。容量は1面につき約90KB、両面で約180KBとなります。5.25インチフロッピーディスクは、主にApple IIやIBM PCなど、初期のパソコンで広く使われました。
5インチフロッピーディスクとは?
5インチフロッピーディスクは、5.25インチフロッピーディスクよりも後に登場したフロッピーディスクです。サイズは、縦約11.5cm、横約11cmで、厚さは1cm程度です。記録面は両面あり、1面につき80トラック、1トラックにつき9セクター、1セクターにつき512バイトのデータを記録することができます。容量は1面につき約40KB、両面で約80KBとなります。5インチフロッピーディスクは、主にNEC PC-9801やPC-8801など、日本のパソコンで広く使われました。
使い方
5.25インチと5インチフロッピーディスクは、現代のパソコンに比べると非常に容量が少ないため、主にテキストファイルや画像ファイル、チートデータなど、小規模なデータの保存に用いられました。使い方は、パソコンに挿入してデータを書き込むことができます。ただし、現代のパソコンには、フロッピーディスクドライブを搭載していないものも多く、また、フロッピーディスクドライブを搭載していても、必要なソフトウェアがインストールされていない場合があるため、使うことができない場合もあります。
まとめ
本記事では、5.25インチと5インチフロッピーディスクの基本的な概念や、使い方について解説しました。現代のストレージ技術の進化により、フロッピーディスクは一般的にはあまり使われなくなりましたが、レトロゲームやレトロパソコンのファイル保存など、特定の用途においては、今でも使用されています。