RAMチップとメモリチップとは?コンピュータの心臓部を分かりやすく解説する基本概念
コンピュータの動作に欠かせないRAM(Random Access Memory)チップとメモリチップ。この2つは似たような役割を持ちますが、異なる特性を持ち合わせています。ここでは、RAMチップとメモリチップの基本的な概念について解説します。
RAMチップとは?
RAMチップは、コンピュータが処理するデータを一時的に格納するチップです。CPUがデータを処理する際には、RAMチップ上に格納されたデータを読み込みます。そのため、RAMチップは「読み書き可能なメモリ」と呼ばれることもあります。RAMチップがなければ、CPUがデータを処理することができません。
RAMチップは、電源が切れると中身が消えます。そのため、RAMチップ上に格納されたデータは、電源を切るたびに消えてしまいます。このように一時的にデータを格納するためのメモリを「ボラティルメモリ」と呼びます。
メモリチップとは?
メモリチップは、データを長期的に保存するためのチップです。ハードディスクなどの記憶装置にもデータを保存できますが、メモリチップはアクセス速度が速く、CPUが処理する際にすばやくデータを読み込むことができます。
メモリチップは、電源を切っても中身が消えません。そのため、データを一時的に格納するRAMチップと違い、メモリチップ上に保存されたデータは長期的に保持されます。
まとめ
RAMチップとメモリチップは、コンピュータの動作に欠かせないメモリの種類です。RAMチップは、一時的にデータを格納するチップで、電源を切ると中身が消えます。一方、メモリチップは、データを長期的に保存できるチップで、電源を切っても中身が消えません。
この2つのチップを上手く組み合わせることで、コンピュータの高速な動作が実現されています。