83JISとは?コンピュータ用語の基本概念をわかりやすく解説
コンピュータやスマートフォンなどで、文字を入力する際に利用される文字コード。そのうちの一つが「83JIS」と呼ばれるものです。この記事では、83JISについて詳しく解説していきます。
83JISって何?
83JISとは、日本工業規格で定められた文字コードの一つです。具体的には、現在主に使われているJIS X 0208という文字コードの前身にあたるもので、1983年に策定されました。
この83JISは、日本語の漢字やかな文字などを表現する際に利用される文字コードです。しかし、現在ではJIS X 0208やUnicodeといったより多くの文字を扱える文字コードに取って代わられ、今ではあまり使われなくなっています。
83JISの特徴
83JISの特徴は、主に以下の点にあります。
- 漢字やかな文字、ローマ字などが含まれているため、日本語の文章を扱う場合に適している。
- 1文字につき2バイトで表記される。
- ASCIIコードとの互換性がないため、他の文字コードとの変換に時間がかかる。
上記のような特徴から、83JISは日本語のテキスト処理に特化した文字コードと言えます。しかし、現代ではJIS X 0208やUnicodeといった文字コードの方が多くの文字を扱えるため、多くのシステムでこれらが採用されています。
83JISが使われる例
83JISでは今ではあまり使われなくなっていますが、以下のような例外的なケースで用いられることがあります。
- レトロなゲーム機などのシステム
- レトロなコンピューターシステムのエミュレーション
- 一部の古い文書のデータ保存
これらの例外的なシステムでは、83JISが採用されることがあります。そのため、83JISについて理解しておくと、古いシステムや文書の処理に役立つことがあります。
まとめ
今回は、83JISについて解説してきました。83JISは、日本語の漢字やかな文字を扱う際に利用される文字コードであり、現在ではJIS X 0208やUnicodeに取って代わられ、あまり使われなくなっています。しかし、一部の古いシステムや文書の処理においては、83JISが使われることがあるため、その理解は重要です。