クラス変数とは?- クラスレベルの変数のこと
プログラミングにおいて、クラス変数とは、クラス自身に属する変数のことを指します。クラス変数は、同じクラスの全てのインスタンスに共有されるため、全てのインスタンスが同じ値を持ちます。また、クラス変数は、クラスの内部で定義されるため、クラス内のどのメソッドからでもアクセスできます。
例えば、以下のようなPythonのクラスがあったとします。
“`
class Dog:
kind = ‘canine’
def __init__(self, name):
self.name = name
“`
このクラスには、`kind`というクラス変数が定義されています。この変数は、どのインスタンスでも変更することなく`canine`という値を持ちます。`kind`という変数は、次のようにして、クラス内の任意のメソッドからアクセスできます。
“`
class Dog:
kind = ‘canine’
def __init__(self, name):
self.name = name
def bark(self):
print(self.name + ” barks.”)
def what_is_kind(self):
print(self.kind)
d = Dog(‘Fido’)
d.bark()
d.what_is_kind()
“`
このプログラムを実行すると、以下のように表示されます。
“`
Fido barks.
canine
“`
このように、クラス変数は全てのインスタンスで共有されるため、クラス内で一度定義すれば、どのインスタンスでも同じ変数を参照できるという利点があります。また、他のオブジェクト指向プログラミング言語でも同様に、クラス変数という概念が存在します。
以上が「クラス変数とは?- クラスレベルの変数のこと」についての解説でした。