ダンプ(dump)とは？
ダンプ（dump）とは、コンピューターシステムで現在のメモリの内容を一時的に保存または書き出すための手法です。ダンプは、プログラムの問題を特定する際に役立ちます。特に、システムがクラッシュした場合、ダンプは復旧作業に必要な情報を提供するために役立ちます。
ダンプの種類
主に3種類のダンプがあります。
- フルダンプ
- マイクロダンプ
- メモリダンプ
フルダンプ
フルダンプは、現在のメモリ全体を書き出すことを意味します。これにより、システム全体の状態が保存されます。フルダンプは、システムがクラッシュした場合、復旧に必要な情報を提供するために使用されます。
マイクロダンプ
マイクロダンプは、システムの一部分だけを書き出すことを意味します。メモリの特定の領域に配置された情報を書き出すことができます。マイクロダンプは、問題を特定するために必要な情報を提供するために使用されます。
メモリダンプ
メモリダンプは、現在のメモリの内容を書き出すことを意味します。これは、システムのクラッシュ直前の状態を保存するために使用されます。メモリダンプは、システムがクラッシュした場合、問題の特定と復旧に必要な情報を提供するために使用されます。
ダンプファイルの作成
ダンプファイルを作成するには、通常、コマンドラインから特定のコマンドを実行する必要があります。たとえば、Windowsシステムでは、コマンドプロンプトから「dumpchk」というコマンドを使用して、ダンプファイルを作成することができます。一方、Linuxシステムでは「dd」というコマンドを使用して、ダンプファイルを作成できます。
まとめ
ダンプは、システムの問題を特定するために役立ちます。フルダンプ、マイクロダンプ、メモリダンプの3種類があり、コンピューターシステムで現在のメモリの内容を一時的に保存または書き出すために使用されます。ダンプファイルを作成するには、通常コマンドラインから特定のコマンドを実行する必要があります。