ローダー(Loader)とは?
ローダーとは、コンピュータのプログラムの一部であり、主に静的なオブジェクトを読み込んでメモリ上に配置する役割を持っています。一般的に、ローダーはOS(オペレーティングシステム)の一部として実装されています。
プログラムを実行する前に、必要な静的オブジェクトの読み込みや初期化を行っておく必要があります。ローダーは、この作業を代行することで、プログラムがスムーズに実行できるようにしています。
ローダーの主な役割
ローダーの主な役割は、以下の通りです。
– プログラムのメモリ上への読み込み
– メモリ上の配置
– 依存ライブラリの読み込み
– 実行開始のための準備
ローダーの種類
ローダーには、以下のような種類があります。
– 絶対ローダー:プログラムを指定のアドレスに読み込み、それ以降のアドレスには移動しないようにするローダー。
– リロケータブルローダー:プログラムを任意のアドレスに読み込み、再配置可能な形式で保存するローダー。
– 動的リンクローダー:プログラム実行時に必要なライブラリを動的に取り込むローダー。
まとめ
ローダーは、プログラムの実行前の準備を担う重要な役割を持っています。特に、依存ライブラリの読み込みなど、複雑なタスクを自動的に処理してくれるため、プログラマにとって非常に便利な機能となっています。上記の種類や役割を把握しておくことで、より効率的なプログラム開発が可能になるでしょう。