ネットワークカード(NIC)とは?- コンピュータ通信の基本概念と機能を分かりやすく解説
NICの基本的な機能とは?
NICとは、Network Interface Cardの略で、ネットワーク通信機能を持つコンピューター内の拡張カードの一種です。ネットワークカードは、コンピューターがネットワークに接続され、通信を行うために必要な装置です。コンピューター内部のNICには、物理アドレスやIPアドレスを割り当てられるなど、ネットワーク通信の基本的な機能を持っています。
NICの種類と機能
ネットワークカードは、イーサネットカードやワイヤレスカードなど、様々な種類があります。イーサネットカードは、有線LAN接続に使用され、コンピューターとルーター、または他のコンピューターを接続するために使用されます。他方、ワイヤレスカードは、無線LAN接続に使用されます。
また、NICは通信速度によっても分類されます。イーサネットカードは、最大100Mbps、1Gbps、10Gbpsの通信速度をサポートしています。一方、ワイヤレスカードは、IEEE 802.11a/b/g/n/acに準拠しており、最大867Mbps、1.3Gbps、3.7Gbpsまでの通信速度をサポートしています。
NICの役割
ネットワークカードは、コンピューターからネットワークデータを送受信するための役割を果たします。具体的には、データを送信するためには、NICがデータを受信し、物理アドレスやIPアドレスなどの情報を付加して、ネットワークに送信します。また、データを受信する場合は、NICがデータを受信し、物理アドレスなどの情報を読み取って、コンピューター内部にデータを転送します。
まとめ
NICは、コンピューターがネットワークに接続し、通信を行うために必要な装置であり、イーサネットカードやワイヤレスカードといった種類があります。コンピューターがネットワークに接続してデータを送受信する際には、NICが物理アドレスやIPアドレスを付加するなどの役割を担います。