NICとは?
NICは、ネットワークインターフェースカード(Network Interface Card)の略称で、コンピュータとネットワークを接続するための拡張カードです。
NICの役割
NICは、コンピュータからネットワークにデータを送信する際に、データを電気信号に変換する役割を果たします。また、逆にネットワークから送られてきたデータをコンピュータが読み取れるように、電気信号をデータに戻す作業も行います。
NICの種類
NICには、イーサネットカード、トークンリングカード、ワイヤレスカードなど、さまざまな種類があります。イーサネットカードは最も一般的で、インターネットやLANなどに普及しています。
コンピュータ通信の基本概念
IPアドレス
IPアドレス(Internet Protocol Address)は、インターネット上でデータを送信するための識別番号です。IPv4とIPv6の2種類があり、IPv4は32ビットの番号で構成され、IPv6は128ビットの番号で構成されます。
MACアドレス
MACアドレス(Media Access Control Address)は、コンピュータやネットワーク機器を識別するための番号です。48ビットの番号で構成され、NICに固有の値を持ちます。
ルーター
ルーターは、異なるネットワークを相互に接続するための装置で、通信の中継やデータの転送を行います。また、パケットフィルタリングやNATなどの機能を持ち、セキュリティ強化やトラフィック制御などに利用されます。
ファイアウォール
ファイアウォールは、ネットワーク上のコンピュータやシステムを不正なアクセスから守るためのソフトウェアやハードウェアです。パケットフィルタリングやアクセス制御などの機能を持ち、ネットワークのセキュリティを強化します。
ポート番号
ポート番号は、TCP/IPプロトコルを使用する通信において、通信相手を識別するための番号です。0から65535までの範囲の番号があり、よく使われる番号にはHTTPの80番やHTTPSの443番があります。
まとめ
NICは、コンピュータとネットワークを接続するための拡張カードであり、データの送受信を担う重要な役割を担っています。コンピュータ通信には、IPアドレスやMACアドレス、ルーター、ファイアウォール、ポート番号などの概念があり、それぞれがネットワーク通信において重要な役割を果たしています。