パリティビットとは？
パリティビットとは、データ通信において誤り検出のために使用される基本概念のひとつです。通信データにパリティビットを追加することで、送信ミスや受信ミスが生じた場合に、そのことを検出することが可能になります。
具体的には、パリティビットは通信データの末尾に追加され、データ全体のビット数が奇数または偶数になるように設定されます。そのため、データが送信される際には、パリティビットの値も一緒に送信されます。
パリティビットの種類
パリティビットには、以下の二つの種類があります。
奇数パリティビット
奇数パリティビットは、データ全体のビット数が偶数になるようにパリティビットが設定されます。つまり、データ全体に含まれる1の数が奇数になるようにパリティビットを設定する方法です。
例えば、以下のようなデータがあったとします。
110010
このデータに対して、奇数パリティビットを追加すると、以下のようになります。
1100101
この場合、データ全体に含まれる1の数は3つであり、奇数になっています。
偶数パリティビット
偶数パリティビットは、データ全体のビット数が奇数になるようにパリティビットが設定されます。つまり、データ全体に含まれる1の数が偶数になるようにパリティビットを設定する方法です。
例えば、以下のようなデータがあったとします。
110010
このデータに対して、偶数パリティビットを追加すると、以下のようになります。
1100100
この場合、データ全体に含まれる1の数は2つであり、偶数になっています。
まとめ
パリティビットは、データ通信において誤り検出のために使用される基本概念です。奇数パリティビットと偶数パリティビットの二つの種類があり、通信データのビット数に応じて設定されます。正確なデータ通信のためには、パリティビットの設定が重要な役割を果たします。