.shファイル（シェルファイル）とは？
.shファイルとは、UnixやLinuxなどのUNIX系システムで使用するスクリプトファイルのことです。シェルスクリプトとも呼ばれます。.shファイルは、シェル（コマンドラインインタフェース）上で実行するためのファイルであり、テキストファイルとして保存されます。.shファイル内には、Unixコマンドやプログラム、関数などの指示が記述されており、これを実行することで目的の操作を実行することができます。
シェルファイルの重要性
UNIX系システムでは、GUI（グラフィカルユーザーインタフェース）が存在しません。そのため、コマンドラインインタフェースによる操作が必要となります。しかし、毎回同じコマンドを打ち込んだり、繰り返し同じ操作をするのは非効率的です。ここで、シェルファイルが重要な役割を果たします。複数のコマンドを一度に実行したり、条件分岐や繰り返し処理の自動化などが可能になります。
シェルファイルの基本構文
.shファイルの基本的な構文は以下の通りです。
“`
#!/bin/sh
コマンド1
コマンド2
コマンド3
:
“`
#の後にはシバン（shebang）と呼ばれるものを書きます。シバンは、実行するシェルのパスを指定するためのものです。シバンがない場合、どのシェルで実行されるか不明瞭になり、エラーが発生する可能性があります。
シェルファイルの例
以下は、シェルファイルの例です。
“`
#!/bin/sh
echo “Hello, World!”
“`
このシェルファイルは、実行すると「Hello, World!」と表示されます。
まとめ
今回は、.shファイル（シェルファイル）について解説しました。UNIX系システムで使用されるスクリプトファイルであり、コマンドラインインタフェースによる操作をより効率的にするために利用されます。基本構文や例も紹介しました。是非、今回の内容を参考にして、シェルファイルの作成や実行を行ってみてください。