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単機能半導体(ディスクリート半導体)とは?電子部品の基本概念を紹介
単機能半導体とは?
単機能半導体とは、トランジスターやダイオードなど、一つの機能だけを持つ半導体素子のことを指します。これらの半導体素子は、回路設計で必要不可欠な部品であり、電子機器の基本構成要素とも言えます。
ディスクリート半導体とは?
ディスクリート半導体は、単機能半導体の一種であり、個別に装着される半導体素子のことを指します。具体的には、トランジスターやダイオードなどが挙げられます。
一方、集積回路(IC)は、複数の半導体素子を1つのチップ上に集積したものであり、ディスクリート半導体とは対照的です。
単機能半導体の種類
単機能半導体には、トランジスターやダイオードの他にも、以下のような種類があります。
- リレー
- サージサプレッサ
- サイリスター
- トライアック
- 光電効果素子
ディスクリート半導体の利点
ディスクリート半導体の利点は、以下のようになります。
- 故障が発生しても、交換が容易である。
- 半導体素子毎に特性が異なるため、より細かい回路設計が可能である。
- 集積回路(IC)に比べて、高い耐圧性を持つものが存在する。
ディスクリート半導体の欠点
ディスクリート半導体の欠点は、以下のようになります。
- 回路が大きくなってしまうため、実装面積が必要以上に大きくなる。
- 部品点数が多くなるため、製造コストが高くなってしまう。
- 集積回路(IC)が進化し、機能を統合したチップが開発されたことで、需要が低下している。
以上が、単機能半導体(ディスクリート半導体)とは何かについての解説となります。回路設計や電子機器の開発に携わる方々にとっては、基本的な知識であると言えます。