二次元配列とは?
二次元配列とは、要素が複数の一次元配列を、また別の一次元配列の要素として格納したものです。つまり、表形式のデータを扱う際に使用される一つのデータ構造と言えます。
一次元配列は、要素を1つのインデックス番号で管理することができますが、二次元配列では列と行の二つのインデックス番号が必要となります。
二次元配列の基本概念
二次元配列は、配列名[行のインデックス番号][列のインデックス番号]の形式で要素にアクセスすることができます。行と列は、それぞれ0から始まるインデックス番号で管理されます。
例えば、3行4列の二次元配列の場合、要素にアクセスするためには以下のように記述します。
“`
int array[3][4];
array[1][2] = 10;
“`
この場合、[1][2]の要素に10が代入されます。
二次元配列の実践的な使い方
二次元配列は、表のようなデータを扱う際に非常に便利です。例えば、以下のような成績表のデータを二次元配列で管理することができます。
| | 国語 | 数学 | 英語 | 社会 | 科学 |
|:-:|:—-:|:—-:|:—-:|:—-:|:—-:|
| 1 | 95 | 80 | 75 | 85 | 90 |
| 2 | 85 | 90 | 80 | 75 | 70 |
| 3 | 70 | 75 | 80 | 90 | 85 |
このデータを二次元配列で管理すると、以下のように記述することができます。
“`
int score[3][5] = {
{95, 80, 75, 85, 90},
{85, 90, 80, 75, 70},
{70, 75, 80, 90, 85}
};
“`
このように、行と列のインデックス番号を指定することで、各生徒の成績を取得することができます。
また、二次元配列は、多次元配列の一つとして、3次元以上の配列を扱う際にも使用されます。異なる種類のデータをまとめて管理する場合にも便利です。
以上が、二次元配列の基本概念と実践的な使い方の解説でした。初心者の方でも理解しやすく、実際のプログラムでの使用例も示しました。是非、活用してみてください。