整形式のXML文書とは?正しいXML文書の基本概念について解説する。
XMLとは?
XML(Extensible Markup Language)は、テキストベースのマークアップ言語であり、データを記述するために広く使用されています。XMLは、HTMLと同様の文法を持っていますが、HTMLがWebページを記述するために使用されるのに対し、XMLはデータの構造や内容を表現することに特化しています。
XML文書の基本要素
XML文書は、要素、属性、値などから構成されます。以下に、XML文書の基本要素を説明します。
- 要素:XML文書の構成要素の1つで、タグで囲まれた文字列です。要素は、開始タグ、終了タグ、属性の3つで構成されます。
- 属性:要素に関する情報を表現するためのキーと値のペアです。
- 値:要素が表現するデータを表します。
整形式のXML文書とは?
整形式のXML文書とは、XML文書を読みやすく表示するために、インデントや改行をつけた形式のことです。整形式では、各要素が階層構造として表示され、XML文書が視覚的に理解しやすくなります。しかし、整形式は元のXML文書から余分なスペースを取るため、転送や保存には注意が必要です。
正しいXML文書の書き方
正しいXML文書の書き方には、以下のルールがあります。
- ルート要素:各XML文書には、必ず1つだけのルート要素が必要です。
- 開始タグと終了タグ:各要素は、開始タグと終了タグで囲まれた形式で表現します。
- 要素の入れ子:要素は、入れ子構造を持つことができます。
- 属性の指定:要素に属性を指定する場合は、開始タグの後に属性を指定します。
- 空要素の表現:値がない要素は、開始タグと終了タグを省略して表現することができます。
以上が、整形式のXML文書と正しいXML文書の基本的な概念となります。正しいXML文書を書くことで、データの正確性や可読性を担保し、扱いやすくすることができます。