HTMLエンティティ（文字参照）とは？特殊文字の表現方法の基本概念を解説
HTMLエンティティとは、HTMLで特別な意味を持つ文字を表現するための方法です。HTMLでは、<, >, &, “などの特殊文字はそのまま書き込むことができないため、HTMLエンティティを用いて表現します。
HTMLエンティティの種類
HTMLエンティティには、数値参照と文字参照の2種類があります。
- 数値参照：文字のUnicode番号を10進数で表したもの。例えば、
Aは大文字のAを表します。 - 文字参照：文字に割り当てられた名前を表したもの。例えば、
©は著作権記号を表します。
HTMLエンティティは、文字だけでなく、記号や数学記号なども表現できます。以下に代表的なHTMLエンティティをいくつか挙げてみます。
<：小なり記号（<）>：大なり記号（>）&：アンド記号（&）¢：セント記号（¢）£：ポンド記号（£）¥：円記号（¥）§：セクション記号（§）
HTMLエンティティの使い方
HTMLエンティティは、以下のように書き込みます。
- 数値参照：
&#数字; - 文字参照：
&文字名;
たとえば、小なり記号（<）を表現する場合は以下のように書き込みます。
<p>これは<b>太字</b>で表現された文章です。</p>
太字を表現する場合には、タグを使うことができますが、特殊文字の表現にはHTMLエンティティを使うことが推奨されます。
また、HTMLエンティティは、必ずセミコロン（;）で終了させる必要があります。終了させないと意図しない表示がされる場合がありますので、注意が必要です。
まとめ
HTMLエンティティは、特殊文字を表現するための方法であり、数値参照と文字参照の2種類があります。HTMLエンティティを使うことで、意図しない表示がされることを防いだり、文字だけでなく、記号や数学記号なども表現することができます。
HTMLを使ったWebサイト制作では、HTMLエンティティの基本的な使い方を理解することが非常に重要です。本記事を参考に、HTMLエンティティの使い方をマスターし、より高度なWebサイト制作を実現しましょう。