インバータとは?電力変換デバイスの概要
インバータとは?
インバータとは、直流電力を交流電力に変換するデバイスのことです。交流電力を使用する機器や家電製品が増える中、直流電力を交流電力に変換する役割が重要になっています。
インバータの種類
インバータには、大きく分けて2種類あります。
- PWMインバータ
- 電圧・周波数インバータ
PWMインバータ
PWMインバータは、パルス幅変調方式を用いて入力電圧を矩形波に変換し、その矩形波の周波数を変えることで交流電力を生成します。簡単な回路で設計できるため、低コストで製造することができます。
電圧・周波数インバータ
電圧・周波数インバータは、周波数変調方式を用いて直流電力を交流電力に変換します。周波数を変えることで電圧・周波数を制御し、出力を調整します。高精度な制御が可能であり、産業用途などの高度な制御が必要な場合に用いられます。
インバータの応用
インバータは、家庭用電化製品や自動車、産業用途など様々な分野で使用されています。
- 家庭用電化製品:エアコン、冷蔵庫、洗濯機など
- 自動車:ハイブリッド車、電気自動車など
- 産業用途:工作機械、ロボット、太陽光発電など
まとめ
インバータは、直流電力を交流電力に変換するデバイスであり、多くの機器や製品に使用されています。PWMインバータと電圧・周波数インバータの2種類があり、用途に合わせて選択する必要があります。また、インバータは今後もますます重要な役割を担うデバイスとなっていくことが予想されます。