外部結合(OUTER JOIN句)とは?- SQLクエリでデータを結合する方法
SQLにおいて、テーブル同士の結合は非常に重要な操作となっています。テーブル同士を結合することによって、より複雑な問い合わせを実現することができます。その中でも、外部結合(OUTER JOIN句)は特に重要な結合方法です。
外部結合は、主に2つのテーブルを結合する場合に使われますが、内部結合(INNER JOIN)とは異なり、結合条件に該当しないものも含めて結合を行います。つまり、一方のテーブルには存在するが、もう一方のテーブルには存在しないデータも結合されるということです。
具体的には、以下のようなSQLクエリで外部結合を行うことができます。
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SELECT テーブル1.カラム名1, テーブル1.カラム名2, テーブル2.カラム名3
FROM テーブル1
LEFT OUTER JOIN テーブル2
ON テーブル1.共通のカラム名 = テーブル2.共通のカラム名;
“`
上記の例では、テーブル1とテーブル2を共通のカラム名で結合しています。また、LEFT OUTER JOINという文言が入っていますが、これは左側にあるテーブル(テーブル1)のデータを全て含めるという意味です。また、RIGHT OUTER JOINという文言を使用することで、右側にあるテーブル(テーブル2)のデータを全て含めることもできます。
外部結合を使うことで、結合条件にマッチしないデータも含めた問い合わせが可能になります。例えば、商品テーブルと在庫テーブルを結合する場合、在庫テーブルには存在しない商品も含めて在庫があるかどうかを調べることができます。
まとめ
外部結合(OUTER JOIN句)は、SQLクエリにおいて非常に重要な操作の一つです。内部結合とは異なり、結合条件に該当しないものも含めて結合を行うことができます。LEFT OUTER JOINとRIGHT OUTER JOIN文言を使用することで、どちら側のテーブルのデータを全て含めるかを指定することができます。外部結合を使うことで、より複雑な問い合わせを実現することができます。