バカハブ・リピータハブとは?ネットワークの基本概念を分かりやすく解説する
はじめに
コンピュータネットワークの基本概念であるルータ、スイッチ、ハブにはそれぞれ役割がありますが、その中でも今回は「バカハブ」と「リピータハブ」について解説していきます。これらの機器は、ネットワークの性能やセキュリティに大きな影響を与えることから、知っておくことはとても重要です。
バカハブとは?
「バカハブ」とは、ネットワークに接続された全ての端末に対して、受信したデータをブロードキャスト(全ての端末に送信)するハブのことを指します。このため、ネットワーク内の全ての端末が受信したデータを処理する必要があり、通信帯域の浪費やネットワークの混雑を引き起こす原因となります。バカハブは、現在ではあまり使用されていないため、理解する必要性は低くなっています。
リピータハブとは?
「リピータハブ」とは、ネットワークに接続された端末同士の通信を中継するハブのことを指します。リピータハブは、受信したデータをそのまま送信先に転送するだけであり、ブロードキャストは行われません。このため、バカハブに比べて通信帯域の浪費を抑えることができます。しかし、ハブを経由する通信はすべて同じネットワークセグメントに属するため、セキュリティ上の問題もあるため、最近ではスイッチに置き換わることが多いです。
まとめ
バカハブ・リピータハブは、コンピュータネットワークの基本機器の一つであり、ネットワークの性能やセキュリティに大きな影響を与えます。バカハブは、ブロードキャストによる通信帯域の浪費やネットワークの混雑を引き起こす原因となるため、現在ではほとんど使われていません。一方、リピータハブは通信帯域の浪費を抑えることができますが、セキュリティ上の問題があるため、スイッチに置き換えることが多いです。ネットワークを構成する上で、適切な機器選択が大切であり、上手に活用していくことが重要です。