DAO (ディスクアットワンス) とは？CD/DVDの書き込み方式の1つ
CDやDVDにデータを書き込む際、一般的に使用されているのが「TAO (トラックアットワンス)」や「SAO (セッションアットワンス)」といった書き込み方式ですが、その中でも「DAO (ディスクアットワンス)」は、特定の用途において重宝されています。では、DAOとは一体何なのでしょうか？
DAOの特徴と使い方
DAOは「Disc At Once (一枚のディスク全体を一気に書き込む)」の略語で、その名の通り、CDやDVDにデータを一気に書き込みます。この書き込み方式は、音楽CDやビデオDVDといった、一定時間のプログラムを持つディスクの作成に適しています。
一方で、ディスクに一部のデータを書き込んでから後から別のデータを書き込みたい場合には、DAOは使えません。なぜなら、DAOではディスクが最後まで閉じられてしまうため、追加でデータを書き込めないからです。
DAOが向いている用途
DAOは一度にディスク全体を書き込むことができるため、以下のような場合に向いています。
– 音楽CD、ビデオDVD、ゲームソフトといった、一定時間のプログラムを持つディスクの作成
– 大容量のデータを一気に書き込む場合（例：バックアップ用のDVD）
– 書き込み中に途中で失敗した場合に、その場でディスクを使い捨てにせず、再度トライできる場合（SAOやTAOだと途中で失敗した場合に、その時点でディスクが使い捨てになる）
まとめ
DAOは特定の用途において重宝される書き込み方式であり、一度にディスク全体を書き込めるため、音楽CDやビデオDVD、ゲームソフトといった一定時間のプログラムを持つディスクの作成に向いています。また、書き込み途中で失敗した場合でも、その場で再度トライできるのも特徴の一つです。しかし、ディスクに一部のデータを書き込んでから後から別のデータを書き込む場合には不向きです。