データデデュープ(重複排除)とは?ストレージ管理の基本概念をわかりやすく解説します
データデデュープとは何か?
データデデュープとは、ストレージ内の重複したデータを排除する技術のことです。同じデータが複数あると、ストレージの容量を圧迫してしまいます。また、重複したデータがバックアップに含まれてしまうと、バックアップの容量も大きくなってしまうため、ストレージの管理においては重要な要素となっています。
データデデュープの種類
データデデュープには主に以下の2種類があります。
- ファイル単位のデデュープ
ファイル単位のデデュープは、ファイル単位で重複を判定していきます。同じ内容のファイルが複数ある場合は、1つだけを残し、他は削除されます。 - ブロック単位のデデュープ
ブロック単位のデデュープは、ファイル内のブロック単位で重複を判定していきます。同じブロックが複数ある場合は、1つだけを残し、他は参照先を変更することで削除されます。この方法はファイル単位のデデュープに比べ、より効率的に重複排除ができるとされています。
データデデュープの実装方法
データデデュープの実装方法には、以下のようなものがあります。
- アプリケーション側での実装
アプリケーション側での実装は、重複したデータを排除するためのアルゴリズムを開発することで実現します。しかし、アプリケーション側での実装では、デデュープの対象が限られてしまうことがあります。 - ハードウェア側での実装
ハードウェア側での実装は、ストレージ装置自体にデデュープ機能を搭載することで実現します。この方法は、アプリケーション側での実装に比べ、より広範囲なデータの重複排除が可能となります。 - アプライアンス型のデデュープシステムの導入
アプライアンス型のデデュープシステムとは、デデュープ専用の装置を導入することで、ストレージ装置と同じようにデータデデュープを行うことができるシステムです。この方法は、ハードウェア側での実装に比べ、より高度なデデュープ機能を利用することができます。
以上が、データデデュープ(重複排除)についての基本的な解説です。ストレージの容量を有効活用するためには、適切なデータデデュープを実施することが重要です。また、デデュープの実装方法については、環境や用途に応じて選択する必要があります。