DBとは?データを効率的に管理・検索するシステム
企業や組織がビジネスを行う上で、必要不可欠なデータを管理するシステムとして「データベース(DB)」が挙げられます。DBとは、データを効率的に管理・検索するためのシステムであり、その種類は多岐にわたります。
例えば、人事データや顧客データを管理する「RDB(リレーショナル・データベース)」、センサーデータやログデータを管理する「NoSQLデータベース」、Googleなどの検索エンジンで使用される「ドキュメントDB」などがあります。
RDB(リレーショナル・データベース)
RDBは、データを表形式に整理して管理するデータベースで、企業の主な業務に必要なデータベースとして広く利用されています。主な特徴としては、データを表として定義し、データ間の関連性を定義することができる点が挙げられます。
企業における人事データベースや販売・在庫管理システムなどの業務に利用され、高い信頼性や一貫性が求められる業務に向いております。
NoSQLデータベース
NoSQLデータベースは、人間が理解しやすい形式ではなく、機械が効率的に処理できる形式でデータを保存するデータベースです。主に、センサーデータやログデータなどの大量のデータを処理するのに適しております。
NoSQLデータベースの特徴としては、スケーラビリティが高い、柔軟なデータモデル、高速なアクセスが挙げれます。MongoDBやCassandraなどが代表的なNoSQLデータベースとして挙げられます。
ドキュメントDB
ドキュメントDBは、テキスト文書を中心にした文書型データを管理するデータベースです。検索エンジンなどで利用されている高速かつスケーラビリティの高いデータベースです。
ドキュメントDBの特徴として、JSON形式でデータを保存しやすい点や、自由なデータ構造を採用できる点が挙げられます。MongoDBやCouchDBなどが代表的なドキュメントDBとして挙げられます。
おわりに
DBは、ビジネスに必要な情報を効率的に管理し、検索するためのシステムであることはわかっていただけたかと思います。企業の業務に合わせて、適切なデータベースを選択することが重要です。また、DBを設計する上ではデータの正確性や整合性を担保することが求められます。適切なDBの選択と設計によって、企業の効率化や業務改善につなげることができます。