EAIとは? – エンタープライズアプリケーション統合とは何か?
EAIは「エンタープライズアプリケーション統合」と呼ばれ、異なるシステムやプラットフォーム、アプリケーションを相互に接続・連携させるための手法や技術を総称した言葉です。企業が複数のシステムを利用して業務を展開している場合、それぞれのシステムが独立していると、業務データの共有や管理が煩雑なものになります。そのため、EAIは異なるシステム間をつなぎ、情報やデータをスムーズにやり取りすることで、企業の業務プロセスを効率的に改善する目的で使用されます。
EAIの種類
EAIにはいくつかの種類がありますが、代表的なものは以下の3つです。
– ポイント・ツー・ポイント型
– パブリッシャー・サブスクライバー型
– サービス指向型
ポイント・ツー・ポイント型は、1つのシステムと別のシステムを直接接続する形式のEAIです。この方式は、接続するシステムが2つだけの場合に有効で、簡単に実装できます。しかし、接続するシステムが増えると、管理や保守のコストが増えるというデメリットがあります。
パブリッシャー・サブスクライバー型は、中央に「バス」と呼ばれるメッセージングシステムを配置し、各システムがバスを経由して情報をやりとりする方式のEAIです。この方式は、システムの数や接続方法に関係なく、容易に追加や削除ができるという利点があります。
サービス指向型は、Webサービスを使ってEAIを行う方法です。Webサービスを利用することで、異なるプログラミング言語やプラットフォームを持つシステムでも、同じプロトコルを使って通信できるというメリットがあります。
まとめ
EAIは、異なるシステムやプラットフォームをつないで、業務を効率的に改善するための技術です。ポイント・ツー・ポイント型、パブリッシャー・サブスクライバー型、サービス指向型など、いくつかの種類があります。企業が業務プロセスの最適化を図るためには、それぞれのシステムの特性に応じて、EAIの種類を選定することが大切です。