フォームファクタとは?PCやスマホデザインの基本概念を分かりやすく解説
フォームファクタとは、コンピューターやスマートフォンなどの電子機器の形状やサイズを表す言葉です。この形状やサイズは、製品の使用感や持ち運びのしやすさ、スペースの節約などに大きな影響を与えるため、デザインにおいて非常に重要な要素となります。
PCのフォームファクタ
PCのフォームファクタには、デスクトップPCとノートPCがあります。デスクトップPCの代表的なフォームファクタは、ATX(Advanced Technology eXtended)です。ATXは大型のマザーボードを使用し、拡張性に優れた設計となっています。また、小型化を図ったマイクロATXやMini-ITXなどの規格もあります。
一方、ノートPCのフォームファクタには、一般的な15.6インチサイズのものがありますが、その他にも13インチや17インチなどサイズは様々です。また、スリムで軽量なUltrabookや2-in-1などの新しいフォームファクタも登場しています。
スマホのフォームファクタ
スマートフォンのフォームファクタには、一般的なスマートフォンから、大型のタブレット型スマホ、折りたたみ式スマホ、スマートウォッチなど多様な種類があります。中でも、スマートフォンの代表的なフォームファクタは、スレンダーな縦長の形状である「バータイプ」と、大きな画面を備えた「ファブレットタイプ」があります。
フォームファクタは、デザインだけでなく、製品の使用感や携帯性に影響を与えるため、電子機器をデザインする上で非常に重要な要素となっています。製品の適正なフォームファクタを選定することで、製品価値を高めることができるため、製品を設計する際には、このフォームファクタに対する理解を深めることが必要です。