FROM句とは?- SQL文の一部で、データを取得するテーブルを指定するために使用される
SQL(Structured Query Language)は、データベース管理システム(DBMS)とコミュニケーションを取るために使用される言語です。SQLは、データベースのクエリー(問い合わせ)や更新、削除、挿入の要求を行うために使用されます。FROM句は、SQLのSELECTステートメントに含まれる一部で、データを取得するテーブルを指定するために使用されます。
FROM句の構文
FROM句は、以下のような構文で使用されます。
“`
SELECT column_name(s)
FROM table_name
WHERE condition;
“`
FROM句の構文は、SELECTステートメントの一部であり、データを取得するテーブルを指定するために使用されます。FROM句には、次の要素が含まれます。
1. データを取得するテーブルの名前
2. テーブルに対するエイリアス(省略可能)
3. 取得するデータに制限を加えるJOIN句
例えば、employeesテーブルから名前と電話番号を取得するクエリーは、以下のように書かれます。
“`
SELECT name, phone_number
FROM employees;
“`
このクエリーでは、FROM句にemployeesテーブルが指定され、SELECTステートメントでnameとphone_numberの列が指定されています。すべての行が返されるため、WHERE句は省略されています。
FROM句の重要性
FROM句は、SQL文で最も重要な部分の一つであり、データベースのテーブルからデータを取得するために必要な役割を果たします。データベースには複数のテーブルが含まれるため、FROM句はテーブルを結合して複雑なクエリーを作成するためにも使用されます。
また、FROM句には、サブクエリーと呼ばれるサブセットのデータを返すための機能があります。サブクエリーは、主に複雑なSQL文または多段階の要求に使用されます。
まとめ
FROM句は、SQL文のSELECTステートメントに含まれる一部であり、データを取得するテーブルを指定するために使用されます。データベースのテーブルからデータを取得するために不可欠な役割を果たしているだけでなく、サブクエリーでサブセットのデータを返すための機能も備えています。FROM句を理解することは、データベースの取り扱いに必要不可欠なスキルの一つであるため、学ぶことは非常に重要です。