HTTPSとは？
HTTPSとは、「HTTP（HyperText Transfer Protocol）over SSL/TLS」と呼ばれるセキュアな通信プロトコルです。Webサイトの通信を暗号化し、第三者による不正アクセスや情報の盗難を防止することができます。HTTPSは、Webサイト運営者がSSL/TLSの証明書を取得し、Webサイトのアドレスを「https://」に変更することで実現されます。
セキュアなWeb通信の基本概念
まず、HTTP通信では、WebブラウザとWebサーバー間の通信内容が平文で送信されます。つまり、第三者によって内容が読み取られたり、改ざんされたりする可能性があります。これに対し、HTTPS通信では、SSL/TLSによって通信内容が暗号化されて送信されます。通信内容を読み取ろうとしても、暗号化されたままであるため、中身を見ることはできません。
また、SSL/TLSによって通信相手の認証も行われます。WebブラウザがWebサーバーと通信する際、SSL/TLSによってWebサーバーの証明書が送信されます。Webブラウザは、証明書が信頼できるものであるかどうかを確認し、その結果に基づいてWebサーバーとの通信を許可するかどうかを判断します。この認証によって、通信相手が正当なものであることを確認することができます。
まとめ
HTTPSは、Webサイトの通信を暗号化し、第三者による不正アクセスや情報の盗難を防止することができるセキュアな通信プロトコルです。Webサイト運営者がSSL/TLSの証明書を取得し、Webサイトのアドレスを「https://」に変更することで実現されます。また、SSL/TLSによって通信内容の暗号化と通信相手の認証が行われるため、安心してWebサイトを利用することができます。