iGPU 内蔵GPUとは?グラフィックス処理の基本を解説
iGPUとは、Integrated Graphics Processing Unitの略で、CPUに内蔵されたGPUのことを指します。つまり、パソコンに搭載されているグラフィックスカードの代わりに、CPU内にGPUが内蔵されているということです。
iGPUは、主に低価格帯のパソコンや、タブレット、ノートパソコンなどのモバイルデバイスに使用されます。また、iGPUが進化し、高性能なものが登場するようになり、ゲームや映像編集などのグラフィックス処理にも対応しています。
iGPUのメリットとデメリット
iGPUのメリットは、以下のような点が挙げられます。
- 低価格帯のパソコンでも、高性能なグラフィックス処理が可能
- グラフィックスカードを追加購入しなくても、十分なパフォーマンスを発揮
- グラフィックスカードに比べ、省スペースかつ省電力
一方、iGPUのデメリットは、以下のような点が挙げられます。
- 高負荷のグラフィックス処理では、性能がグラフィックスカードに劣ることがある
- グラフィックス処理のために、CPUの処理能力を削ることがある
iGPUの進化と今後の展望
iGPUは、技術の進化により、高性能化が進んでいます。例えば、IntelのiGPUでは、最新の第11世代Coreプロセッサでは、GPUの性能が前世代比で最大で2.7倍に向上しています。
今後の展望としては、iGPUがより高性能なグラフィックス処理を行えるようになり、グラフィックスカードを必要としないハイエンドなゲームパソコンの登場などが期待されています。
まとめ
iGPUは、CPUに内蔵されたGPUであり、低価格帯のパソコンやモバイルデバイスに使用されます。高性能なものが登場し、グラフィックス処理にも対応していますが、グラフィックスカードに比べると性能は劣る場合があります。今後の展望としては、iGPUが更なる高性能化を遂げ、グラフィックスカードを必要としないようなハイエンドなパソコンが登場することが期待されます。