IMDB インメモリデータベースとは?データ処理技術の基本概念を解説します
IMDB (In-Memory Database)とは、データベース内のデータを主記憶装置に格納することにより、データ処理を高速化する技術です。従来のデータベースは補助記憶装置にデータを格納していたため、読み込みや書き込みに時間がかかっていました。しかし、IMDBは主記憶装置にデータを格納することにより、高速かつリアルタイムなデータ処理が可能となりました。
IMDBは、主にオンライン取引処理やトランザクション処理に使用されます。このため、高速なデータ処理が必要な金融取引や在庫管理などに活用されています。
IMDBの利点は、高速な処理速度だけではありません。データの整合性が保たれやすく、トランザクション処理におけるデッドロックの発生が少なくなるなど、信頼性の高いデータ処理が可能となっています。
また、近年ではインメモリ技術の発展に伴い、HDDやSSDのような補助記憶装置でも高速なデータ処理が可能な「インメモリ補助型データベース」という技術も登場しており、IMDBと併用して使われるケースも増えています。
IMDBは、高速なデータ処理が求められるビジネスシーンで欠かせない技術となっています。今後もインメモリ技術の進化に伴い、より高速で信頼性の高いデータ処理が求められていくことでしょう。