インバスケットとは？
インバスケット（in-basket exercise）とは、企業研修や面接などでよく用いられる評価手法の一つです。インバスケットとは、「かごの中に入っている」という意味の英語で、要するに「かごの中に詰まった仕事」をこなす過程での判断力や優先順位の決定能力、コミュニケーション能力などを評価するために使われます。
具体的には、あらかじめ企業のシミュレーションに基づいた仕事が書かれた紙切れやメール、社内文書などを用意し、それらを優先順位に従ってこなしていくことで、自己管理能力や意思決定力などを測定する方法です。
インバスケットの評価方法
インバスケットは、自分が担当する業務に関して、実際に行うかのようにシミュレーションを行います。そのため、評価方法は、対象者がどのように振る舞い、どのように業務能力を発揮したかを、以下のように評価されます。
– 責任感やリーダーシップ能力
– 論理的思考力
– 案件の優先順位付け能力
– コミュニケーション能力
– 情報収集能力
対象者がどのように業務をこなせるか、その瞬間の意思決定力などを評価することができるのが、インバスケットの特徴です。
インバスケットの研修方法
インバスケットは、研修の現場でもよく使われる評価方法です。研修の場合、事前に用意されたテキストを読んで、プレゼン資料の作成やメールの送信、報告書の作成など、架空の業務をこなしながら、ビジネスパーソンとして必要なスキルを身につけることができます。
また、インバスケットを用いた研修では、ビジネスに必要なスキルだけでなく、ストレスマネジメントや時間管理など、ビジネスでの成果を引き出すために必要なスキルを修得することができます。
まとめ
インバスケットは、企業研修や面接などでよく用いられる評価手法の一つです。仕事をシミュレーションして、実際の業務に近い状態で自己管理能力や意思決定力などを評価することができます。研修の場合、ビジネススキルだけでなく、ストレスマネジメントや時間管理など、ビジネスでの成果を引き出すために必要なスキルを修得することができます。