インヘリタンス(継承)とは？
インヘリタンス(継承)とは、オブジェクト指向プログラミングにおいて、あるクラスが他のクラスの特性や機能を受け継ぐことを指します。継承により、親クラスの特性を再利用したり、子クラスごとに異なる特性を追加することができます。
継承のメリット
継承の最大のメリットは、コードの再利用性が高まることです。親クラスで定義されたメソッドやプロパティを子クラスで再利用することができます。また、子クラスごとに個別の特性を追加することもできるため、コードの拡張性が向上します。
継承の種類
継承には、以下の3つの種類があります。
– 単一継承(single inheritance)：1つの子クラスが1つの親クラスを継承する場合。
– 多重継承(multiple inheritance)：1つの子クラスが複数の親クラスを継承する場合。
– 多層継承(multilevel inheritance)：親クラスを継承した子クラスが、また別の子クラスに継承される場合。
継承の注意点
継承には注意点があります。親クラスの変更が子クラスに影響する場合があるため、継承を使いすぎるとコードが複雑化し、メンテナンス性が低下する可能性があります。また、親クラスのコードが変更されると、それに依存する全ての子クラスを修正する必要が生じるため、影響範囲を考慮した上で継承を使うようにしましょう。
以上、インヘリタンス(継承)についての説明でした。オブジェクト指向プログラミングにおいて、継承は重要な概念の一つです。しっかりと理解して、コードの再利用性や拡張性を高めましょう。