IPv4とは?インターネットアドレスの基本概念を解説
インターネットに接続するために必要なIPアドレス(Internet Protocol Address)を管理するために使用されるプロトコルの1つがIPv4です。このプロトコルは、1980年代初頭に開発され、現在のインターネットにおいて広く使用されています。
IPv4アドレスは、32ビットの数値で構成されており、0から255までの10進数で表現されます。この32ビットのアドレスは、8ビットずつ4つのセグメントに分割され、それぞれを「.」で区切って表記します。例えば、127.0.0.1という表記がよく用いられています。これは、最初の8ビットが127、次の8ビットが0、そして残りの16ビットが1で構成されていることを示します。
IPv4アドレスは、インターネット上での通信において、送信元と宛先を識別するための重要な役割を果たしています。全世界で約42億個のIPアドレスがあり、そのうちの幾つかが特定の地域や組織に割り当てられています。
しかし、IPv4アドレスの数が限られているため、その枯渇が問題となっています。そこで、新しいプロトコルであるIPv6(Internet Protocol version 6)が開発され、より多くのアドレスを割り当てることが可能となっています。
今後はIPv6が主流となっていくと予想されていますが、引き続きIPv4も使用されており、双方を併用することで、インターネット上での通信を円滑に行うことができます。