IPX/SPXとは?
IPX/SPXとは、ノベル社が開発したネットワークプロトコルのことです。通信プロトコルとは、コンピュータやネットワーク機器同士が通信する際に使用するプロトコルのことを指します。IPX/SPXは、主にNetWareというOSで使用され、IP(Internet Protocol)の代替として使用されていました。
IPX/SPXの特徴
IPX/SPXは、以下のような特徴を持っています。
- データ送信時にパケットをシーケンス番号で管理し、欠落や重複したパケットを確認することができる
- ルーティングテーブルを使用して、異なるネットワーク同士を接続することができる
- IPX/SPXのネットワークは、WindowsやUNIXなどのOSでもサポートされている
IPX/SPXが使用された例
IPX/SPXは、通信速度が遅かった当時、高速で信頼性の高い通信を行うことができたため、主に企業内でのネットワーク構築に使用されていました。また、オンラインゲームやBBSなどでも使用されていました。
しかし、1990年代後半には、Internet Protocol(IP)が普及し、IPX/SPXは徐々に使われなくなっていきました。現在では、主にレガシーなシステムで使用されることがあります。
まとめ
IPX/SPXは、NetWareというOSで使用され、高速で信頼性の高い通信を行うことができるネットワークプロトコルです。現在では、IPの普及により、あまり使用されなくなっているプロトコルですが、古いシステムで使用されている場合があります。