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J2SE(Java SE)とは?最新版Javaプラットフォームの基本概念と特徴をわかりやすく解説
Javaは、コンピュータプログラムの開発や実行に利用されるプログラミング言語です。J2SE(Java SE)は、Javaの基本的なプラットフォームであり、Javaプログラムを実行するための必要な機能が提供されています。
J2SEは、Javaプラットフォームの中でも最も基本的なものであり、Java仮想マシン(JVM)やJavaランタイム環境(JRE)など、Javaプログラムを実行するために必要なコンポーネントが含まれています。
最新版のJ2SEは、Java SE 15です。このバージョンには、数多くの新機能や改善が導入されており、開発者にとって大きなメリットがあります。以下に、Java SE 15の主な特徴をいくつか紹介します。
1. ZGC(Z Garbage Collector)の実装
Java SE 15では、ZGCと呼ばれる新しいガベージコレクタが採用されています。ZGCは、非常に大きなヒープサイズを持つJavaアプリケーションでも、短いSTW(Stop The World)時間でガベージコレクションを実行できるようにすることを目的としています。
2. Switch式の改良
Java SE 15では、Switch式の記述方法が改良されました。新しい記法では、break文を明示的に書かなくてもcase節を抜けることができるようになっています。これにより、Switch式の記述がより簡潔になり、可読性が向上しました。
3. Records(レコード)の導入
Recordsは、クラスの記述を簡単かつ簡潔にするための新しい機能です。Recordsを用いることで、Javaクラスの記述がよりシンプルになり、可読性の向上が期待できます。
以上が、Java SE 15の主な特徴です。J2SEは、Javaプログラムの基盤として、開発者にとって非常に重要なプラットフォームであるため、最新版の機能や改善点には注目が必要です。