L2TP(レイヤ2トンネリングプロトコル)とは?インターネット接続の基本概念をわかりやすく解説
L2TPとは、仮想的なプライベートネットワークを構築するためのプロトコルの一つです。インターネット上で、複数の地理的な場所にあるネットワーク機器をつなげる場合、通信プロトコルの一つであるIP(インターネットプロトコル)を使用することが一般的です。しかし、IPでは、一定の地理的な範囲内でしか通信できないため、複数の地理的な場所にある機器同士をつなげるには、別途プロトコルを使用する必要があります。
L2TPは、通信相手の機器同士が接続しているネットワークの状況にかかわらず、安定した仮想的なプライベートネットワークを構築することができます。また、L2TPは、IPsec(IPセキュリティ)と組み合わせて使用することで、高い暗号化性能を持ち、セキュアな通信環境を実現することができます。
では、L2TPの仕組みについて簡単に解説しましょう。 L2TPは、通信の際に通信相手との間でトンネル(仮想の専用線)を作成します。このトンネルの中で、イーサネットやPPP(Point to Point Protocol)といった通信プロトコルを使用して通信を行います。通信相手間でトンネルを作成することで、仮想的なプライベートネットワークを構築することができます。
まとめると、L2TPは、複数の地理的な場所にあるネットワーク機器同士をつなげるためのプロトコルであり、通信相手の機器同士が接続しているネットワークの状況にかかわらず、安定した仮想的なプライベートネットワークを構築することができます。また、IPsecと組み合わせることで、高い暗号化性能を持ったセキュアな通信環境を実現できます。