LDAPとは?
LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)は、ディレクトリサービスを提供するためのプロトコルです。ディレクトリサービスは、ユーザー情報やリソース情報など、様々な情報を階層的に管理するためのもので、企業や団体などでよく利用されています。LDAPは、TCP/IP上で動作し、検索や追加、変更、削除など、ディレクトリサービスに必要な操作を行うことができます。
軽量なディレクトリアクセスプロトコルの基本概念とは?
LDAPは、軽量なディレクトリアクセスプロトコルとして知られています。軽量であるため、LDAPサーバーへのアクセスが速く、大量のユーザー情報を扱う場合でもスムーズに処理することができます。
LDAPは、オブジェクト指向的なアプローチをとっています。LDAPディレクトリは、複数の属性から構成されるオブジェクトの集合であり、各オブジェクトには一意なDN(Distinguished Name)が割り当てられます。DNは、LDAPディレクトリ内でオブジェクトを区別するための識別子です。
LDAPクライアントは、LDAPサーバーに対して検索リクエストを送信し、LDAPサーバーはそれに応えて結果を返します。LDAPサーバーは、ディレクトリ内での検索速度を向上させるために、索引を使用することができます。
まとめ
LDAPは、ディレクトリサービスを提供するためのプロトコルであり、軽量であるため高速な処理が可能です。オブジェクト指向的なアプローチを採用し、DNによってオブジェクトを識別します。LDAPクライアントは、LDAPサーバーに対して検索リクエストを送信し、LDAPサーバーはそれに応えて結果を返します。LDAPは、企業や団体などでの情報管理に有用であり、高速でスケーラブルなディレクトリサービスを提供するための必須のプロトコルの1つとなっています。