最下位ビット (LSB)とは? – ビットの並び順に関する用語について解説
最下位ビット (LSB) とは、二進数表記における最も右側にあるビットのことを指します。数値の最下位ビットは、その数値を2で割った余りとして求めることができます。
例えば、数値「377」を2進数表記にすると「101111001」となります。この場合、最下位ビットは右から1番目の「1」になります。同じく、数値「2」の2進数表記は「10」で、最下位ビットは右から1番目の「0」になります。
最下位ビットは、ビットシフトやビット演算など、プログラミングにおいて重要な役割を担っています。また、CPUのアーキテクチャによっては、最下位ビットから順にデータを処理する「リトルエンディアン」という方式が採用されています。
LSBとMSBの違い
最下位ビットと対になるのが、「最上位ビット (MSB)」です。MSBは、二進数表記において最も左側にあるビットのことを指します。例えば、数値「377」の2進数表記である「101111001」の最上位ビットは、左から8番目の「1」になります。
LSBとMSBの違いは、ビットの並び順に関係しています。LSBファーストとは、最下位ビットから順に数値を表現する方式を指します。一方、MSBファーストとは、最上位ビットから順に数値を表現する方式を指します。
例えば、数値「377」の2進数表記をLSBファーストで表すと「101111001」になりますが、MSBファーストで表すと「100111110」になります。この違いは、通信プロトコルやデバイスの仕様によって異なることがあります。
まとめ
最下位ビット (LSB) は、二進数表記において最も右側にあるビットのことを指します。プログラミングやCPUのアーキテクチャにおいて重要な役割を担っています。また、LSBファーストとMSBファーストは、ビットの並び順に関係しており、通信プロトコルやデバイスの仕様によって異なることがあります。
最後に、この記事がビットの並び順に関する用語を理解する上で役立つ情報となることを願っています。