リニアアクセスとシーケンシャルアクセスとは?データ処理の基本概念を分かりやすく解説
リニアアクセスとは?
リニアアクセスとは、データを順番にアクセスする方法です。データストレージが磁気テープの場合、データはテープ上に順番に記録されます。そのため、データを読み取る場合も順番にテープを進めていき、目的のデータを探し出します。
しかし、データが膨大な場合、目的のデータを探し出すまでに時間がかかります。また、テープの途中で目的のデータが見つかった場合でも、そのデータ以降のデータは読み取らないといけません。これがリニアアクセスの欠点です。
シーケンシャルアクセスとは?
一方、シーケンシャルアクセスとは、データをランダムではなく、順番にアクセスする方式です。リニアアクセスと同様、データストレージが磁気テープの場合、データはテープ上に順番に記録されます。
しかし、シーケンシャルアクセスでは、目的のデータに到達するまで順番に探すのではなく、目的のデータの直前までテープを巻き戻し、目的のデータに達するまで順方向に進みます。これによって、リニアアクセスよりも目的のデータの検索時間を短縮できます。
まとめ
リニアアクセスとシーケンシャルアクセスは、データ処理の基本概念の一つです。データストレージが磁気テープの場合、リニアアクセスは順番にテープを進めていく方法であり、シーケンシャルアクセスは目的のデータの直前までテープを巻き戻し、順方向に進んでいく方法です。リニアアクセスはデータが膨大な場合、目的のデータを探し出すまでに時間がかかる欠点がありますが、シーケンシャルアクセスはそれを短縮することができます。