ロード(load)とは?
ロード(load)とは、コンピューターシステムにおいて、実行中のプロセスがシステムリソースをどの程度使用しているかを示す指標のことです。システムの使用率が高くなると、プロセスが遅くなる場合があります。ロードは、これらの問題を解決するために使用されます。
ロードは、タスクが実行中であることを示す数字であり、通常は1〜100までの値をとります。1に近い値は、使用率が低いことを示し、システムが比較的余裕があることを示します。一方、100に近い値は、使用率が非常に高く、システムが過負荷になっていることを示します。
ロードの種類
ロードには、3種類の値があります。
- システム全体のロード
- CPUのロード
- I/Oのロード
システム全体のロードは、システム全体で実行されているプロセスに対する平均ロードを示します。CPUのロードは、CPUが実行中のプロセスに対する平均ロードを示します。I/Oのロードは、ディスクやネットワークなどの入出力リソースに対する平均ロードを示します。
ロードの診断
ロードは、システムの問題を診断する上で重要な指標の1つです。ロードが高い場合、システムが過負荷になっている可能性があります。この場合、システムリソースを拡張する必要がある場合があります。
また、ロードが飛び抜けて高い場合、問題を引き起こしているプロセスを特定する必要があります。プロセスがCPUを多用している場合は、プロセスの優先度を下げたり、CPUリソースを増やしたりすることで対応できます。I/Oリソースを多用している場合は、I/O帯域幅を拡張することで対応する必要があります。
まとめ
ロードは、システムがどの程度使用されているかを示す重要な指標です。システム全体のロード、CPUのロード、I/Oのロードの3種類があります。ロードが高い場合は、システムリソースの拡張やプロセスの優先度の調整などが必要になる場合があります。システムの問題を診断する上で、ロードは重要な情報源となります。