長整数型(long int型)とは?
プログラミングにおいて、整数を表現するために「int型」が使われることが一般的ですが、int型は表現できる値に制限があります。int型で表現できる値の範囲を超えた場合、計算結果が誤った値になることがあります。そこで、int型よりも大きな整数を表現するために「長整数型(long int型)」が用意されています。
long int型は、int型よりも大きな範囲の数値を格納することができます。具体的には、通常のint型で表現できる値は「-2147483648」から「2147483647」までですが、long int型では「-9223372036854775808」から「9223372036854775807」までの数値を表現することができます。このように、long int型はより大きな数値を表現することができるので、特に大きな値を扱うプログラムでは欠かせない変数型です。
長整数型(long int型)の使い方
long int型を使うには、「long int」を宣言する必要があります。int型の場合と同様に、変数名を指定して宣言することができます。
例えば、次のように変数を宣言してみましょう。
“`
long int num = 100000000000;
“`
この場合、numという変数には、int型では表現できない大きな数値が代入されます。
また、整数値に付けることのできる接尾辞には、「l」も存在します。この「l」をつけることで、long int型であることを明示することができます。例えば、次のように宣言することもできます。
“`
long int num = 100000000000l;
“`
まとめ
長整数型(long int型)は、通常のint型で表現ができないような大きな整数を扱うプログラムにとっては欠かせない変数型です。int型と同様に、変数を宣言する際には明示的に「long int」を指定する必要があります。プログラミングにおいて、数値を扱う場合は、値の範囲に注意しながら適切な変数型を選択することが重要です。