メジアン（中央値）とは？
統計学において、「メジアン」とは、ある集団のデータを数値的に表したときに、中央に位置する数値を指します。簡単に言うと、データを小さい順に並べた場合に、真ん中に位置する数値です。
例えば、以下のようなデータがあった場合に、メジアンは4になります。
1, 2, 3, 4, 5, 6, 7
メジアンは平均値（平均）とは異なり、極端な値（外れ値）に影響を受けにくいため、データの分散が大きい場合や、外れ値がある場合には有用な指標となります。
メジアンの求め方
メジアンを求めるためには、データを小さい順に並べ、真ん中に位置する数値を取得します。データ数が奇数の場合は、中央値が1つだけ存在しますが、データ数が偶数の場合には、中央に位置する2つの数値の平均を取ります。
たとえば、以下のようなデータがあった場合には、
4, 2, 3, 1, 5
データを小さい順に並べると、
1, 2, 3, 4, 5
真ん中に位置するのは、3と4です。したがって、メジアンは(3+4)/2=3.5となります。
まとめ
メジアンは、ある集団のデータを数値的に表す際に、中央に位置する数値のことを指します。平均値（平均）とは異なり、外れ値に影響を受けにくく、データの分散が大きい場合や外れ値がある場合には有用な指標となります。メジアンを求めるためには、データを小さい順に並べ、中央に位置する数値、または2つの数値の平均を取得します。